2009年2月5日木曜日

散歩道⑨酒列磯前神社

酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)

 斉衡3年(西暦856年)に創建された小彦名命(すくなひこ)通称恵比寿エビスさまと、大名持命(おおなもちのみこと)通称大黒さまを祀る神社です。小彦名命は医薬の祖神で、醸造の神、特に百薬の長である酒の神として崇敬をあつめ、また、天神様として有名な学問の神「菅原道真公」が、学問の神と崇めていたことから学問成就・合格の祈願が多い。
 左甚五郎作と伝わるリスとブドウの彫刻や、水戸藩第九代藩主徳川斉昭公お腰掛石、茨城県指定天然記念物(境内全域が指定地域)の大鳥居から本殿にいたる椿を主とする300mの参道など見所一杯です。




















 茨城県内の神社総数は 2,466社。(茨城県神社庁の資料より)
 太平洋戦争以前は神社に社格という位があり、酒列磯前神社と大洗磯前神社ニ社だけが国幣中社に格付けされ、酒列磯前神社より上は、最高位国幣大社の鹿島神宮と別格官幣社の常磐神社だけで、天皇陛下に直接拝謁することが許された数少ない四社の内の一社です。
 古より那珂大地の神社信仰の中心になっていた神社です。
 とにかくいい神社です。




























*磯崎町は古くは平磯町字磯崎でした。
下記「平磯町の懐かしい時代」のホームページは、地域の昔の文化・風土を大変詳しく紹介してあり、貴重な写真・資料を見ることが出来ます。
一見の価値有! (酒列磯崎神社についても詳しく紹介しております。)

■酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)
http://sakatsura.org/
■平磯町の懐かしい時代
http://www.geocities.jp/hiraisomachi/kankohchi/no4-2/kankohchi4-2.html
■茨城県神社庁
http://www.oyashiro.or.jp/link/index.html



散歩道⑧酒列磯前神社の杜




 酒列磯前神社を取巻く杜で、現在遊歩道を整備しております。夏でも涼しく、地元磯崎町を潮風から守る鎮守の森として昔から大事にされております。椎木などの大木が繁り、子供の頃は木登りをして遊びました。
 太平洋戦争の時代に、とらや旅館の上の所から神社、阿字ヶ浦にかけて、防空壕が掘られ、戦後そのままだったので、とらや旅館の上の穴から入って、阿字ヶ浦の宮ノ脇(磯崎漁港北の絶壁)まで穴の中を通って行ったり来たりして遊びました。 今考えるとなんて危険な事をして遊んでいたのかとゾッとします。
 現在は調査の上埋め戻されました。
■平磯町の懐かしい時代
http://www.geocities.jp/jamillahouse/bird-view/ajigaura/ajigaura.html#

散歩道⑦温泉スタンドと日帰り温泉


 ホテルニュー白亜紀は、国民宿舎白亜紀荘として開業しましたが、現在はホテルとして営業しています。
ホテルニュー白亜紀は日帰温泉として入浴利用できます。 (時間の設定有。要確認)
温泉に入ると大声でけんかしているようですが心配いりません。地元の人たちで皆声が大きく、年配の人は特に訛りがきついので普通にしゃべっていてもけんかしているように聞こえます。

 駐車場に温泉スタンドがあり、20リットル10円で利用できます。



■ホテルニュー白亜紀
http://www.city.hitachinaka.ibaraki.jp/2020hakuaki/facilities/index.html#higaeri_onsen

散歩道⑥磯崎古墳群と慰霊碑



 とらや旅館の裏の土手一帯は古墳が多数出土し磯崎古墳群といわれています。
 磯崎公民館やホテルニュー白亜紀の建設時には石棺が出土し、子供だったので恐る恐る覗いたのを覚えています。

 磯崎公民館脇に慰霊碑があります。
この慰霊碑については怪談話もございますが、興味のある方はお泊りの際にでもお話いたします。
 慰霊碑のある辺りの林は私が小学生の頃には、キシメジなどきのこが秋になると採れましたが今はまず目にすることが無くなりました。
チョット残念です。

2009年2月4日水曜日

散歩道⑤磯崎灯台











 階段を上りきると、左に磯崎灯台。右にホテルニュー白亜紀のベンチがございます。
 ココからの太平洋の眺は素晴らしく、天気のいい日は地元の方が休んで海を眺めています。
 磯崎灯台は昭和26年8月の建設で銚子の犬吠埼灯台と福島の塩野崎灯台の中間で 船舶の目標になっています。
建設当時は燈台守の官舎が南側にあり、赴任してきた保安官といとこが恋に落ち結婚した、思いで深い灯台です。今は太平洋の離島に赴任中です。
そろそろ本土に帰ってきてもいい頃なのですが・・・・・・
 建設当初の懐かしい写真がホームページ「平磯町の懐かしい時代」で見ることが出来ます。
 磯崎灯台についてはホームページ「岬と灯台写真館」で詳しく紹介されています。
 どちらも素晴らしいホームページだと思います。

■平磯町の懐かしい時代 http://www.geocities.jp/jamillahouse/bird-view/ajigaura/ajigaura.html#

散歩道④煩悩階段


 とらや旅館の南、駐車場から磯崎灯台へ上る階段です。段数を数えたところ、107段ありました。最初の地面を一段に加えると、108段。人のぼんのうのかずと一緒です。どなたの設計か分かりませんが、

 煩悩を踏みしめて昇り、煩悩を抑えて下る階段です。

 運動部のトレーニングにもってこいです。

散歩道③磯と岩と化石

 磯崎より平磯までの約3kmの磯は全国でも数少ない親水海岸で 、茨城県ではここだけで、大変貴重な海岸です。
 アクアワールド大洗水族館の5階で、この地域の海の生物の説明コーナーがあります。
 また、地質は約ヤク6,500万年前の中生代白亜紀層が露出し、よく岩を観察すると右肩上がりで連なっており、アンモナイトなどの化石が見つかっており 、平成14年にはヒタチナカリュウの化石が発見されました。

 足元を見ると小さな穴のあいた石がたくさんあります。
こどものころ、この石に釣糸を通してオモリにして釣をしました。
(割と軽いのでオモリには向かないかも)
河辺には無い石です。
盆栽に使うと面白いものが出来ます。
 現在ひたちなか港ができて、久慈川からの流が寸断されて少なくなりましたが、以前は、メノウの原石がよくありました。紫水晶や金もまれに見つかりました。
今でも趣味で探している方を見かけます。
海草も豊富で、古代より集落があったのもうなずけます。
特に磯崎漁業組合婦人部で採っている「ふのり」は磯の香りがよく、味噌汁など、汁物におとすとおいしいです。新潟県ではそばのつなぎに使っています。